2017/08/07

黒ずくめにサングラス。そいつがゆっくりと移動し始めた。

827 名前:おさかなくわえた名無しさん[sage] 投稿日:2009/02/08(日) 13:19:59 ID:/7iJ9IN6
結構前なんだけど、アキバで山手線に乗ったときのこと。
普通に混んでる車内で、俺は押されて押されて中へと進む。
すると一部ぽっかりと人の居ない空間が。俺は迷わずそこへ進んだ。
椅子に座っていたのは、DQN2頭。二人で足おっぴろげた上に前に投げ出してる。
2人で4人分の席取ってる。俺は片方の奴の開いた足の間に立つハメになってしまった。
気の小さい俺はあからさまに移動することもできず、視線を合わせないように顔を横に向けていた。

「ったくよー。何コイツ?」とか何とか明らかに俺に文句言ってる。
こえーこえーおしっこ出ちゃうと思いながら耐えた。
一旦降りようと思ったのは、電車が駅に着いて人が乗り降りしている最中だった。
完全に機を逸してしまった。
DQNエスカレート。俺を小馬鹿にしながら高笑い。俺は怖いので左の方にあるドア付近を見ていた。
すると俺が見ていた辺りに立っていた人が振り返った。黒ずくめにサングラス。こっちもこえー。
そいつがゆっくりと移動し始めた。
連れらしい女が「やめなよ」とか言ってたようだが、黒ずくめは移動し続ける。
こっち来た!!俺は慌てて正面上の網棚を凝視。黒ずくめは俺の隣に立った!!
誰か助けてくれ!!絶対次で降りると心に決めた。

座ってるDQNは最初、「あ?」とか言っていたが、すぐに押し黙った。
さり気なく見ると、二人は足引っ込めて股も閉じて下向いてる。
この変貌ぶりの原因はこの人しかいないと思い、隣をちら見してみた。
黒ずくめ、サングラス外してDQNを凝視。
ガン付けてるって感じじゃないんだけど、じっと見つめてる。
すげー迫力。隣にいた俺はンコさえももらしそうになった。
少しして黒ずくめが、「ガキ、消えろ」と言い放った。
DQN2頭、次の駅で退散。黒ずくめは空いた4人分の席には座らず、女の元へ戻っていった。
マトリックスばりのながーいコートを着ている人だった。
俺はありがたく座らせてもらった。目力だけでそこまでやってのけた黒ずくめを、
俺は心のアニキと呼んでいる。
ぁゃιぃ(*゚ー゚)NEWS 2nd

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