古賀:安倍政権に対する支持率がかなり下がってるんですけど、流れが変わったんじゃないかというような話が出ています。
まず、そこら辺についていろんな見方を紹介したり、私の考え方もちょっとお伝えしたいなというふうに思います。
今度の第二次安倍政権の特徴は、とにかく支持率というものに敏感だということです。
支持率を維持していくということを、まるでそれが政策目標であるかのような政権運営をしているなというふうに私はずっと感じてきたんです。
従来の自民党政権ではだいたい毎年、総理が代わる、長くて2年とか、小泉さんのように、一部例外はありましたけれども非常に短く交代していくというのが当たり前だったんです。けれども、今回の安倍さんはそうじゃなくて最低もちろん4年、できればもう1回、勝って、その次の任期まで続けたいという気持ちがあるわけです。
そうすると当然のことながら選挙に勝つための支持率というのに非常に敏感になる。
小泉さんがやったのは「改革というのは善である」というテーマ設定をして、その改革への抵抗勢力という、国民の敵というものをつくり上げて、「自民党にはそういう人がたくさんいる、自民党をぶっ壊す」とやった。
対立構造をおもしろく見せることによって支持率を上げるという方法ですね。
古賀:今回の安倍さんの支持率の上げ方というのは二つあって、一つはやっぱり敵をつくるという手法では共通しているんですけど、それは日本の国内につくるんじゃなくて中国とか韓国というところを悪者に仕立て上げて、中国、韓国というとんでもないやつらがいるのでそこと何とかして戦わなければいけないんです。私をサポートしてください。
私はがんばっていますという。反中、反韓、嫌中、嫌韓っていうんですか、そういう層に訴える。
靖国参拝っていうのもそういうネット右翼といわれる人を含めたやや右寄りの人たちへのアピールですね。それで支持率を上げるというのが一つ。
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アルファルファモザイク
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